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デジタル列車無線特集
feature article about Digital train radio system
 

~東京メトロデジタル無線導入について4~

千代田線16000系三菱電機製デジタル無線改造
 千代田線のデジタル化工事が進める一方で、小田急電鉄が2017年5月13日よりNEC製デジタル列車無線へ移行したことに伴い、メトロ車でデジタル列車無線への対応工事が行われました。なお、16000系では三菱製デジタル列車無線が採用され、他社システム下(NEC)においてSDR(ソフトウェア無線)による運用の初事例と言っても良いかと思います。

アナログ機からデジタル化までの移り変わり


2次車デビュー時。三菱製JRデジタル無線の横にNEC製アナログ列車無線がある。

小田急デジタル列車無線対応準備のためNECアナログ無線を移設。

三菱製デジタル無線操作盤設置。従来のアナログ無線は変化無し。またデジタル化に伴う専用液晶パネルなどは設置されず。(JR無線右の画面はJR用)

16000系に取り付けられた操作盤。

屋根上に付けられたデジタル用アンテナ(左右)。中央はアナログ用NECアンテナ。

小田急デジタル化後


 小田急デジタル運用開始により防護発報の封印が無くなっております。
小田急線内のNEC製デジタル無線通話も白色の三菱製受話器で行います。
無線切替は原則運転士の各社マスコンキーにより自動で切り替わります。


操作盤に「小田急用」、従来のアナログ無線機には「メトロ用」のテプラが貼られました。

 「デジタル空間波無線」スイッチが投入されています。今後千代田線の列車無線デジタル化で奥の「誘導無線」が断になると思われます。
東京メトロデジタル列車無線導入計画4-2千代田線デジタルSR、IR併用開始

参考

更新履歴
 2016年10月18日配信
 2017年01月22日更新
 2019年04月01日再編

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