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無線式列車制御特集
 

~東急電鉄CBTC導入について~

 東急電鉄は2023年3月23日に東京メトロと連名で、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線の信号保安システムを 2028年度に同一の無線式列車制御システム(CBTC)にすると発表しました。プレスでは、東急と東京メトロで共通化したCBTCシステムを導入することで、現行システムとの接続を考慮せずに両線の新システム同士を接続することができるため、両社相互に導入コストの低減に寄与する*としています。
*東急電鉄プレスリリース「相互直通運転を行っている東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線の信号保安システムを2028年度に同一の無線式列車制御システムに更新します」より引用

 また、大井町線についても2031年度に稼動を予定し、CBTC化により踏切遮断時間の短縮を期待しています。

~大井町線で行われた実証実験~

 2019年末から2020年初頭の間くらい(正確な時期不明)に自由が丘~緑が丘駅間に日立国際電気製のCBTCが設置されました。この件についてのプレスや論文発表は行われていませんが、何らかの実用化に向けた試験が行われたものと思われます。

 試験には7500系「Toq-i」が使用されたもようで、正面窓に2つのアンテナが取り付けられてました。(運転台側は遮光幕に隠れていますが)  ネットに上がっている画像を見ると、昨年12月の軌道検測の時にはアンテナが付いておらず、一方で今年1月の時には取り付けられていたので、この間に車上設備が設置されたとみられます。

 続く

参考

更新履歴
 2023年05月20日
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