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デジタル列車無線特集
feature article about Digital train radio system
 

~相模鉄道デジタル無線導入2~

東急直通対応について

 相模鉄道(相鉄)は2022年度下期に東急との直通運転を開始しますが、それに向けた20000/21000系の対応についてまとめました。

 なお、相鉄は2015年10月3日より列車無線が三菱製JRタイプのデジタル列車無線を導入しています。また、10両編成の20000系は東横線へ、8両編成の21000系は目黒線への直通用となります。

直通対応無線取り付け前(20000系)

左手に列車無線機の受話器があります。その奥にある四角い箱に東急などで使用される操作盤が設置される模様です。既に相鉄ではJRタイプの列車無線が使用されており、直通用を含め、アナログ用は積んでいません。

運転台コンソール右側に謎のスペース。

マスコンキー。一時大騒ぎになりましたが、地下鉄・東武・西武もあります。

屋根上にあるアンテナにはアナログ用のもの(逆L型)はありません。

直通対応無線取り付け前(21000系)

運転台

 列車無線は変わらず自社線のみで直通用操作盤は準備工事のままになっています。一方で、運転台右手にはモニター設置のための凹みが登場しました。

 マスコンキーは東急を含め各社右回しのみになったため、会社名の刻印がなくなりました。

直通対応無線取り付け後(20000系)

 20107Fは2021年11月頃に東急直通対応工事が行われました。ワンマン用モニターが設置されたほか、列車無線も操作盤の設置、文字情報用のモニターも新設されました。
 まだ電源は入っていません。東京メトロや東急と同一品を使っているため、線区には乗り入れ未定の「東武」「西武」「大井町/田園都市」なども含まれています。
 液晶は表示されていましたが、相鉄用ではないため、社名表示部分が「--」になっています。

直通対応無線取り付け後(21000系)

 21000系にも直通用の操作盤・モニターが取り付けられました。20000系とは異なり、モニターは消灯していました。
 参考:メトロ08系に設置されたモニタ。

参考

更新履歴
 2021年12月18日配信
 2022年07月06日更新

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