～京王電鉄のデジタル列車無線について2～

　都営新宿線のデジタル列車無線化に対応するため、京王9000系でもデジタル列車無線の搭載が始まりました。2021年4月より営業復帰した9736Fが第1号となります。

デジタル換装前

　受話器にはボタンが一切無く、操作盤が別にあります。

　VISや運行情報用などアナログ時代からも結構アンテナが多い。

（余談）京王9000系のアンテナって根本付近をビニールテープでなぜかグルグル巻きにされてますよね。

デジタル換装後

　こんな感じで受話器にボタン類が集約されました。これまで操作盤があった部分は板で覆われています。

　ch表示は都営線内は「10」、京王線内は「80」で、三田線や大江戸線のような「車庫」chはないようです。なお、新宿線内でデジタル運用なのかについては確認できませんでしたが、デジタル・アナログ併用運用が既に始まっているかもしれません。

　増えるアンテナ。ダイバーシティアンテナは他社同様の取り付けとなっています。

　ダイバーシティアンテナは外観からははっきりとは見えない感じです。屋根上のアンテナは最新型のものに変わっています。

　TISに変化はありませんでした。文字情報表示用モニターが設置されると思われますが、現時点では準備工事も見受けられませんでした。（旧操作盤部分にでも取り付けられるのでしょうか？）

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