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特集5
Special Report No.9
 
「消え行く古豪」

相模鉄道新6000系電車

相模鉄道新6000系とは?

 相模鉄道(以下相鉄と略)初の20メートル級新車「6000系」のモデルチェンジ型で、1970年より製造され、計70両に及ぶまで増備されました。旧6000系との大きな違いは
で、旧6000系と共に、相鉄の主力の座に君臨しました。(当時の中小私鉄がここまでやるとは…)

ほ~んのちょっと前の新6000系の姿

 新6000系は旧塗装復活以来、全編成が違う塗装をまとうようになりました。(すべて鶴ケ峰~西谷間にて)
相鉄ジョイナス開業以来続く標準塗装車
車内が写真展会場のグラフィックカー「アートギャラリー号」
横浜の町並みが描かれたグラフィックカー「緑園都市号」
(この日は、雪でダイヤが乱れていたため、久しぶりに新6000系の快速運用を見ることができた)
2002年冬、創立85周年を記念して復活した旧塗装
と、旧塗装車まで登場し、まだまだ大丈夫かと思ってたら…

2003年8月23日ダイヤ改正以降、現在の新6000系の姿

 読みが甘かった…ついに、全車が運用を離脱してしまいました。上の旧塗装の写真を撮った日を最後に、定期運用が終了してしまいました。理由は老朽化と、2003年8月23日のダイヤ改正によって列車数が減るため、あまった7000系10連をばらして8連にしたため、 新6000系がいらなくなったこと、すなわち車両余剰です。
  休車のための回送作業はダイヤ改正3日前の20日より予備車をフル稼動させて行われました。
 まず20日には、標準塗装車とアートギャラリー号が厚木へ。 そして21日(上の旧塗装の写真を撮った日)には旧塗装と緑園都市号が星川へ回送されました。結果、改正前日よりの1群運用(8両編成)は7000系8両編成と10000系8両編成のみとなってしまいました
 (余談ですが、この8連の7000系には4M4Tの編成と6M2Tの編成があります。後者は物凄く加速が早いです。運転手にもよりますが)
 しばらく留置されていた新6000系ですが、11月2日に「さよなら運転」が実施されることに。旧塗装と、緑園都市号のみでしたが多くの人でにぎわいました。私は別の用事で出撃できず…(泣
 それでも5日に星川でヘッドマークをつけたままの新6000系が留置されているのを見たので7日にいざ出撃。しかし…ヘッドマークはついていませんでした(泣 でも,運用当時とはまた違う今の姿をカメラにおさめてきました.
形式写真としてご覧ください。
(画像紛失) クハ6700形です。
横浜よりの先頭車で,つい先日までさよならHMがが付いていたのですが…
モハ6300形(奇数号車)です。
ユニットの横浜よりで抵抗器などの主要機械を搭載します。
モハ6300形(偶数号車)です。
ユニットの海老名・湘南台よりで,CPやMGなどの補機類を搭載します。
もうあの甲高いMG音も聞けなくなってしまいました…
クハ6500形です。
海老名・湘南台よりの先頭車で屋上には無線アンテナを載せています。

新6000系の台車です。
多分細かく言えば、この類のものをはいているのは相鉄だけと思われます。
でも、しばらく走らせないだけでこんなにディスクブレーキがさびるものなんですね。
上がクハ用・下がモハ用で、直角カルダン(これまた珍しい)空気バネ仕様のパイオニア台車です。
この新6000系、星川と厚木にいますが近く廃車になると思われます。(無償譲渡の引き取り先がない場合)
撮るなら本当に今のうちです!
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