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デジタル列車無線特集
feature article about Digital train radio system
 

~小田急電鉄デジタル無線導入について4~

2017年5月14日デジタル化完了
 小田急電鉄はデジタル列車無線の導入を進めていましたが、2017年5月14日初電より全線でデジタル列車無線の運用が開始されました。これにより、通話品質の向上、複数通話や文字情報伝達が可能になり、より正確で確実な情報伝達が可能になる。
 デジタル列車無線の運用開始に伴い、ディスプレイには「d」(digital)が表示されている。
 大手私鉄によるNEC製デジタル列車無線の運用開始は小田急が初めてである。
 車上局表示器。アナログ時代に無かった「情報」項目が追加されています。なお「再生」はメトロ車では「通話再生」と表示されています。
※アナログ時代

 なお、小田急3000形では文字伝達表示用のLCDが設置されている列車と無い列車があります。


 上2枚はLCDが設置されている車両。TIOSには「防護確認」や「通話再生」「列番設定」の文字はありません(写真は8000形で代用)
 一方で、下2枚はLCDの設置が無い列車。「防護確認」や「通話再生」「列番設定」が追加されています。文字情報などをTIOSと一体化することでコスト削減とLCD設置工事の省略がされている模様です。更新された1000形や4000形もTIOSへの表示となっています。
 本デジタル列車無線システムは、NEC製のSDR(Software-Defined Radio、ソフトウェア無線)技術を採用したもので、“本システムの導入により、1台の無線装置で、事業者固有の運用形態に併せた機能・仕様の追加・変更・修正が容易に可能となります。”
(NECプレスリリース「NEC、小田急電鉄に新列車無線システムを納入開始」より(http://jpn.nec.com/press/201302/20130212_02.html))
小田急電鉄デジタル無線導入について5小田急車のメトロ線内デジタル運用方について

参考

更新履歴
 2017年05月17日配信
 2019年04月01日再編
 2019年05月27日写真追加

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