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デジタル列車無線特集
feature article about Digital train radio system
 

~増設アンテナ(ダイバーシチアンテナ)について~

 JR東日本の在来線デジタル無線では、デジタル符号の誤りを防ぐためダイバーシチ最大比合成法を採用している。これは複数のアンテナによる受信波を合成して受信レベルの落ち込みを軽減する方法で、さらに受信波の位相を同位相になるように位相調整した上で合成するものである*
 これに伴い、従来1つしか取り付けられていなかった列車無線アンテナにダイバーシチ用のアンテナが新たに追加となった。新造車については屋上屋根にアンテナを増設しているが、従来車では運転室に簡易アンテナを増設しての対応となっている。
 なおダイバーシチアンテナは受信用で、車上→基地局の送信時はメインのアンテナのみを使用する。
 工場出荷時より屋根上に2本のアンテナを付けた状態。但し、初期の段階ではアンテナに台座が付いておらず、後に変更となって四角い台座が付けられている。
比較用
従来車のダイバーシティアンテナは運転台にアンテナが付けられています。
 ダイバーシチアンテナはJR東日本、西日本の他、京浜急行(以上三菱製)や小田急電鉄(NEC製)などデジタル列車無線を採用している各列車で取り付けられている。

参考

更新履歴
 2015年05月10日配信
 2019年04月01日更新・再編
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